まなたま日記 人生転換のひみつ

今までとは「違う人生」を生きる為の知恵袋

岡山県真備町 災害の爪痕 災害から4日目

水も引いて、道は多少の迂回があるものの通れる状態に!インフラも少しずつ回復!!

被災した家に、親戚や友人と一緒に片付けに行く姿が増えてきました。
水道と電気が、まだ一部ではあるものの、回復した場所も出てきています。
ただ、水道の蛇口をみんなが一斉に開けるもんで、水圧が下がって、ちょっとずつしか出ないとは言ってましたが…

普段、何気なく使っている水ですが、こういう時は本当に有難みを感じますね。

私たち&仲間も、それぞれの友人の家に泥出しのお手伝いに行ってきましたが、まだ水が出ない地域もあって、軽トラに水タンクを大量に積んで出かける姿も。

外から見ると普通ですが、中はとんでもないことに…

独特のにおいと砂ぼこりのする中、家に到着。

(マスクはしておいた方が良いです。主にホコリ。いろんなものが混ざっているし、暑い時は菌も繁殖しているようです)

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2階上部まで水が冠水した1階部分。天井が落ちていたり、家具は濡れてヘタっていたり、ガラス割れてたり…電気製品はドロドロ壊滅状態。

 

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本棚の本も水を含んで倍以上の重さ…。辞書とか雑誌ヤバい。

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衣類や布団も泥水を含んでめっちゃ重いわ、濡れるわ、片付けする方も泥だらけ。

まずは、中にあるものを出していかないと掃除ができないので、あるものを袋に詰めてひたすら出す作業になります。

 

でもこれ、泥が濡れているうちにやっておかないと、乾いてしまったら、なかなか落ちなくなっ、て家本体の掃除が大変らしい。

 

そして、ゴミ出しも、とっても重い…。心も重くなる。ちなみに、大きなナイロン袋に入るだけ入れてしまうと重さに耐えられなくなって破れるので、本や服は45Lよりも小さなサイズをおススメする。力のない女性には見えない負担になる。スーパーの買い物袋とかが意外と使いやすい。

また、割れ物は土嚢袋を買っておくと良い。段ボールは濡れると破れるので危ない。


何を捨てて、何を取っておくかも、選択を迫られる。

アルバムとか出てくると作業が…。。いちばん辛い瞬間かもしれない…。愕然としますね、本当に…。

 

作業も装備で効率が違うので、きちんと準備した方がよいです。

この時点で感じた欲しいものは…

 

★濡れているので軍手よりゴム手袋(軍手は濡れると意外と作業しにくいです)
★ごみ袋45リットルか大きめの買い物袋

(服や本は重すぎて沢山入れられないので、買い物袋ぐらいのサイズがありがたい)
★マスク(においと砂埃がすごいので、防塵マスクみたいなのがあればありがたい)
★大人用男女 作業用シャツ(長袖)、長ズボン
(カッパでもよいが、暑い…。汚れてもよい服装で。けが防止のため長袖で)
★帽子(外の作業が炎天下になるとキツイ)

★泥を掻き出すのに、雪かき用のスコップが非常に便利

★長靴(水を流す時は普通の靴だと濡れてびちょびちょになる)

その他、掃除用具
★バケツ★雑巾★モップ★水切りなど

みんな一気に買い求めるから、近隣のホームセンターでは、ほとんど売り切れで手に入らなくなる…。

私はとあるボランティア団体に所属しているので、あらかじめこういう事態を予測して、必要になりそうな物資をSNSを使って連絡し(被災現場ではなく、私宅の方に)持って来ていただいたので、非常に助かった!!

他の仲間とシェアしながら使っているが、作業が終われば、周囲で必要な人に回してあげてくださいとお願いしています。

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スコップや水切りなど、被災地の物資置き場に大量に送ると、場所を取るし、運ぶのが大変、それを現地の物資係に押し付けてしまうことになるので、大きい掃除道具などの物資は極力送らない方が良いと思う。
また、こういう器具が大量に必要になるのは、今の一時期だけ。いらなくなったら、後の処理どうする?それも現地の手間かも。もし送るなら、現地ではなく、行く人に渡そう。

現地で「●●あります!」というような張り紙をしてくれている方もいらっしゃいますが、物品を分けてもらえたり、使い終わった器具をシェア出来たりして、結構、助かります!

 

そんなところから、繋がりやコミュニケーションが生まれたりもしています。

こういう現場の状況と物資のバランスって、現場にいないと分からないかもしれませんね。細やかな動きは、ひと同士の繋がりを通しての民間、大きな動きは大量な人員・物資を投入できる行政・公共が得意な部分。うまくかみ合わせたいものです。