今日は「Team桃太郎」さん主催の古民家再生プロジェクトの炊き出しに行ってきました。
「Team桃太郎」は西日本豪雨災害翌日に立ち上がった家の再生ボランティアで、代表の方が古民家再生の大工さんです。
被害に遭った古民家を再生したいが、どうしたらいいか分からないという声があったらしく、今回、土壁の再生、組み方・ぬり方のワークショップを現地で開催されました。
昨日に組み上げられた6畳ハウスの骨組み。
釘は使わず木材だけで作られていて、解体、組み立てができる構造とのこと。
いったん剥がした土壁は土嚢袋に入れて取っておく。
それを水と混ぜて3日ほど置いて発酵させると粘土質になってくる。
鍬で掘ったところの土の色が微妙に変わっているのが分かりますか?
これをよく混ぜて竹の枠組みに塗っていく
昨日50名、本日35名ほどの参加があった模様。
浸水しても柱は大丈夫!!
こういうプロの方の話を聞いたのは初めてでしたが、とても勉強になりました。
真備はなかなか水が引かず、2日は水に浸かっていたため、内外壁、天井、床などと共に柱も結構ダメになっているのかと思っていましたが、浸かった家でも柱はぜんぜん大丈夫とのこと。
もともと柱になるような建材は、1年以上に渡って乾燥させているので、少々浸かっても表面が湿る程度で、表面の消毒だけしておけば問題ないそうです。(すぐに水を吸って曲がったり反ったりしてしまうのかと思っていました)
水に浮かべて乾燥させる!?水乾燥なんて行程があるらしい。海に丸太を浮かべているのを見たことありませんか?使い物にならなくなりそうですが、大丈夫らしい。
また、材木屋さんが、野外に材木を積んでいる(放置!?)してるような光景を見たことありませんか?普通、そんな事したら水吸って腐ったりしそうなもんですが、なんでその状態で平気で置かれているのかというと、しっかり乾燥させた材木は少々濡れたところで、表面にしか水が入らないというのを常識として知ってるから、とのこと。
あと、土壁を剥がした後を見てください。腐ってますか?と。水をたっぷり含んだ土を塗っているのに中の枠組みはそのままそっくり生きていました!!
昔の家って凄い。家全体で呼吸してるんですね。築100年を超えるような古民家が生きているのも(まさに生きている!)、自然と呼応してるからなのかもしれません。うん百年の木造5重の塔とかが現存してる国ですし…。
柱をそのまま使って、土壁などの再生をボランティアとかで出来れば、300万くらいは費用として軽減できるのではと主催者の方は話されていました。被災した方で費用的に厳しい方にとっては、かなりの助けになると。
今後、このような古民家再生現場も出てくると思われます。チーム桃太郎さんはボランティアさんの滞在できる仮宿泊所も用意されていますので、遠方からでも、今後、ボランティアに入りたいという方がいらっしゃれば、ページをチェックしておいてくださいね!https://www.facebook.com/TeamMomotarou/
本日の炊き出し
オマケのようになってしまいましたが、本日の私のお仕事(ボランティア)です
野菜不足になりがちみたいなので、魚介の中華丼を。
付け合わせが、自家製きゅうりの醤油づけ、大根と人参のなます、かぼちゃと豆のサラダのワンプレートランチでした。
無添加素材で愛魂をこめて!元気になってくれる方が増えたらと思っています。